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収入・働き方

残業代の月額平均(2026年)

残業代の全国平均は月約3万円。時間外・深夜・休日の割増率、正しい計算方法、未払い残業代の請求方法を解説

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全国平均データ

区分月額(目安)
節約型(低め)1.0万円
平均的3.0万円
ゆとり型(高め)8.0万円

費用の内訳

通常残業(25%割増)2.0万円

全体の約67%

深夜残業(50%割増)5,000円

全体の約17%

休日出勤(35%割増)5,000円

全体の約17%

詳細解説

残業代の全国平均は月約3万円

残業代は労働基準法で定められた法定労働時間(1日8時間・週40時間)を超えて働いた場合に支払われる割増賃金です。厚生労働省の毎月勤労統計調査(2026年)によると、所定外労働時間(残業時間)の全国平均は月約10.2時間で、残業代の平均は一般労働者で月約3万円です。

ただしこの数字は全産業の平均であり、業種によって大きく異なります。

業界月平均の残業時間
IT・通信、建設20〜30時間(残業代5万〜10万円)
金融・保険15〜25時間
サービス業など月5時間以下のケースも多い

残業代の計算は「1時間あたりの賃金×割増率×残業時間数」で求められます。1時間あたりの賃金は「月給÷月の所定労働時間」で算出し、月給には基本給や役職手当・職務手当を含めますが、通勤手当・住宅手当・家族手当は原則として含めません

残業代の割増率と計算例

残業代の割増率は労働基準法で最低基準が定められています。

労働の種類割増率
時間外労働(法定8時間超)25%以上
深夜労働(22時〜翌5時)25%以上
法定休日労働35%以上
深夜+時間外50%以上
月60時間超の時間外50%以上

2023年4月からは中小企業にも月60時間超の時間外労働に対する50%以上の割増率が適用されています。

具体的な計算例として、月給28万円・所定労働時間160時間の場合、1時間あたりの賃金は1,750円です。月の残業20時間(うち深夜5時間)なら、通常残業15時間×2,187.5円+深夜残業5時間×2,625円=45,937円の残業代になります。

みなし残業代(固定残業代)の仕組み

みなし残業代とは、毎月一定時間分の残業代を基本給に含めて支給する制度で、「月30時間分の固定残業代55,000円を含む」のような形で求人票や雇用契約書に記載されます。みなし残業代制度自体は合法ですが、以下の条件を満たしている必要があります。

  • みなし残業代の金額と対応する時間数が明確に示されていること
  • みなし残業時間を超えた場合は超過分の残業代が別途支払われること
  • みなし残業代を除いた基本給が最低賃金を下回っていないこと

求人票で「月給30万円(みなし残業45時間分を含む)」と書かれている場合、実質の基本給を計算してみましょう。基本給÷160時間×1.25×45時間=みなし残業代という方程式を解くと、みなし残業代は約87,890円、実質の基本給は約212,110円です。時給換算すると約1,326円で、額面30万円から想像する「高給」とはかなりかけ離れた実態が見えてきます。転職時は必ずみなし残業の時間数と金額を確認し、実質の基本給ベースで比較しましょう。

残業代の未払い問題と請求方法

残業代の未払い問題は深刻で、労働基準監督署への相談件数は年間約20万件にのぼります。残業代が正しく支払われていないケースには以下のようなものがあります。

  • サービス残業の強要(「残業代は出ないのが当たり前」)
  • タイムカードの改ざん(「定時で打刻してから残業」)
  • 管理監督者の拡大解釈(法的要件を満たさず「課長以上は残業代なし」)
  • みなし残業代の超過分不払い

未払い残業代の時効は、2020年4月以降に発生した分は3年間で、退職後でも請求可能です。証拠としてはタイムカードのコピー、PCのログイン・ログアウト記録、業務メールの送受信時刻、ICカードの入退館記録などが有効です。

まずは労働基準監督署の窓口(無料)に相談し、それでも解決しない場合は弁護士(初回相談無料の事務所も多い)に相談しましょう。

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よくある質問

残業代はいくらもらえる?
基本給÷月の所定労働時間×1.25×残業時間で計算します。月給25万円・所定160時間の場合、1時間あたりの残業代は約1,953円。月20時間残業なら約39,060円です。
残業代の割増率は?
時間外労働は25%以上、深夜(22時〜5時)は25%以上(時間外と重なると50%以上)、休日出勤は35%以上、月60時間超の時間外は50%以上の割増率が法律で定められています。
みなし残業代(固定残業代)とは?
毎月一定時間分の残業代があらかじめ給与に含まれている制度です。例えば「月30時間分の固定残業代5万円含む」の場合、30時間を超えた分は別途残業代が支払われます。
残業代が支払われない場合は?
労働基準監督署に相談できます。未払い残業代の時効は3年間(2020年4月以降発生分)で、退職後でも請求可能です。証拠としてタイムカードやPCのログイン記録を保存しておきましょう。
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